ヨーロッパ研修旅行 現地からの報告(3/11更新)

3月8日(土)午後4時、(参加学生24名)全員無事仙台に帰着し、ヨーロッパ研修は終了しました。

全行程を通して、天候にも恵まれ、大きなトラブルもなく学生にとって、大きな経験となりました。
旅行を通じて、これから達成すべきさまざまな課題を発見した学生もいたようです。
他国の文化や生活、人に触れ大きな成長を遂げたように感じます。
4日間を過ごした、フランス最後の感想です。(引率:谷津教授)

○「神秘的なモン・サン・ミシェルに想像がふくらんでいただけに、思いのほか観光化されていたのに驚いた。
夢の告知だけで、あの場所にあれだけのものつくり、それをそのまま残したことに,不思議な感覚を抱きながら歩いた」(SD3年・南凜)
○「ルーブル美術館、ポンピドーセンター、ノートルダム大聖堂を巡った。パリには現代建築と過去の建築がうまく共存していると思った。
パリの夜景もきれいに見え、リノベーションの成功が見て取れた」(2年・石川琢郎)
○「ヴェルサイユ宮殿に行った。あまり見たことのない赤い大理石の柱、全体の白い大理石に違和感を持った。
呆れるほどに広い庭、見事に整備された樹木、その奥の自然な樹形の調和に魅かれた」(2年・佐藤燎)
○「大学で学んだ建築を前にして、何ともいえない感情がこみ上げた。
エッフェル塔の最上階からパリの夜景は、すごい迫力で、これまでの疲れも忘れるようだった」(2年・斎藤龍太)
○「ルーブル美術館のガラスのピラミッドは、想像以上の大きさだった。
館内も広く、内部空間も展示品も見応えがあった」(2年・鈴木雄太)
○「モン・サン・ミシェルは水平線と水のない干潟に忽然と山のように城のように威圧感をあたりに放っていました。
建物に囲まれた中庭に居ると、海の干潟にあることを忘れる程です」(2年・吉田圭輔)

モン・サン・ミシェル教会
モン・サン・ミシェル教会

ヨーロッパ研修中の一行からの第4報は、学生のバルセロナとパリでの研修の感想です。
3月1日からバルセロナに2泊、3日午後5時、パリに到着。4日間のパリ自由研修が始まりました。
バルセロナとパリ2日目の学生の感想をお知らせします。(引率:谷津憲司教授)
写真[1]  image
○「サグラダ・ファミリア教会内部の高さ、ステンドグラスを通した光、自然を意識したドロッとした感じに鳥肌が立ちました。ステンドグラス、彫刻の物語性にも心惹かれました」(2年・今野元気)
○「カサ・バトリョ邸では、細部までこだわったガウディの粋な部分が見られました。吹き抜けのタイルのブルー、手摺、窓の曲線など、自然や生き物から構造、形の取り入れ、人間の感性をうまく利用していると思いました」(2年・橋本茜)
○「バルセロナ大聖堂は外観からは分からない緊張感が内部にあった。いくつもの壁の装飾にも心惹かれ、サグラダ・ファミィリアに劣らないと思った」(2年・高木椋平)
○「カサ・ミラ、カサ・パトリョ邸に行きました。屋上の煙突の造形には感動しました。中庭を覗き込んだ時には、思わず足がすくみました。疲れましたが、ガウディの世界に浸れて、幸せな1日でした」(2年・伊藤千智)
○「あこがれのモン・サン・ミシェルに行った。何もない海岸に建つ姿は本当にすごいものだった。圧倒されてしまった。迷ったが行ってよかった」(2年・石井琢郎)
○「大部分を移動時間に取られたのは残念だったが、干潟のモン・サン・ミシェルは迫力があり、圧倒された。聖堂のふもとの街並みにはたくさんの路地空間があり、いい雰囲気を醸し出していた」(2年・川田彗星)
○「アップ、ダウンの激しい果ての、モン・サン・ミシェルの広場から見た景色には息を飲む思いだった。内部は、サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、サン・ピエトロ大聖堂などには及ばない。ここ数日、圧倒されるような建物を見過ぎて、感性がおかしくなった気がする」(2年・遠藤貴士)
○「RERでベルサイユ宮殿に行ってきた。息を飲むほどの華やかさ、贅沢の限りを尽くした金彩の装飾に呆れる思いだ。整えられた庭園を3時間ほど歩いたが1/5にも満たない。無駄に広い庭だとも思った」(2年・楢舘貴大)
○「外観だけ見たのも含めれば13~15ヶ所見て回りました。2日間の自由時間ずっと歩いてましたが、いくら時間があっても足りません。歩いていると行ってみたい所がどんどん出てきます」(2年・佐々木一暉)

 

ヨーロッパ研修中の一行より現地からの第3報です。今回は学生の感想が綴られています。

「マルセイユ、カルカソンヌを経て、昨日、バルセロナに到着しました。旅行も半ばとなり、学生も緊張が解けて気も緩みがちですが、一方で少し自信もついているようで自主研修も活発になりました。自由研修では、学生は7人から2人の6つのグループに分かれて行動しています。ローマ、マルセイユ(ユニテ・アビタシオン)での学生の感想をご紹介します」(引率:谷津教授)

○「パンテオンをみた後、真実の口そしてサン・ピエトロ大聖堂の荘厳さに、涙が出るほど感動しました」(2年・佐藤未和)
○「建物の高さ、ネオンサインの制限など、歴史を尊重した街づくりの様子がよく分かりました。パンテオンが2000年以上も前に建てられたなんて、信じられません」(2年・宮寺優衣)
○「ザハ・ハディドの国立21世紀美術館を見ました。建築雑誌で見たやつが目の前にあったのでテンションが上がりました。内部の構成がすごいです」(2年・永田麗奈)
○「コロッセオはローマで見たどの建物よりも迫力があった。レンガ積みの細部に職人の技の痕跡、歴史を感じた」(2年・津場一誠)
○ザハ・ハディドのMAXXIの内装は、レンゾ・ピアノを連想させる。黒とポイント的な赤に和を感じる。好きな空間構成だ。(2年・遠藤裕樹)
○サン・ピエトロ大聖堂に圧倒され、鳥肌が立った。クーポラを見上げた感覚は一生忘れない。ヨーロッパに来てよかった。(2年・工藤慎也)
○ユニテア・ビタシオンは大きさ、素材の感触は想像を超えていた。各部屋のつくりも見応えがあった。(2年・鈴木雄太)
○オーナーさんの吹き抜けのある部屋に泊まりました。吹き抜けを通して2階ベッドルームまで光が届いていました。家具もミースやイームズのものでこだわりを感じました。オリジナルの空間に泊まれて感動しました。(2年・菊池麻菜)
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ヨーロッパ研修中の一行より現地からの第2報です。フランス・マルセイユにあるル・コルビュジェ設計のユニテ・アビタシオンでの宿泊の様子が報告されています。

ル・コルビュジェ設計のユニテ・アビタシオンに泊まるのが今回の研修の目玉のひとつでした。ホテル側は、思いのほか部屋割りに苦慮したようです。本来の空間はメゾネット・スタイルが基本ですが、オリジナルに近い部屋に泊まれたのは僅か1組(女子学生4人)だけで、他はツイン、シングルと分割、改修された部屋への宿泊となりました。十分とは言えないまでも、学生は互いの部屋を訪問しあい、得難い空間体験をしました。改修が悪くホテルの体をなしていないのは残念ですが、ディテールの随所に当時の面影が垣間見られます。特に屋上庭園の構成、地上階のダイナミックなピロティは当時のままで、学生も心動かされたようです。(報告:谷津憲司教授)

写真1
屋上にて
写真2
ピロティにあるモデュロールのレリーフ
写真3
オリジナルのユニット(オーナーが住まいを提供)

毎年恒例、建築学科のヨーロッパ研修旅行が実施されています。谷津教授引率のもと、24日にバスで成田に向け出発。無事最初の訪問地イタリア・ローマに到着したとの一報が入りました。充実した12日間を過ごして来てください。

建築学科のfacebookでも情報発信中。あわせてご覧ください。

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いざ出発!
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最初の訪問地イタリア・ローマにて

 

 

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