10月4日から10日まで、3名の大学院生と4名の学部学生と共に台湾で研修を行ってきました。
目的は震災後における復旧過程と建物の地震軽減のための振動制御技術の調査研究です。
研修初日は台北市の台北101で建物の風揺れを軽減する”ウィンドダンパー”を見てきました。制震機構が直接見られる事例はほとんどないので、学生たちも興味津々でした。同行している薛先生からの説明で、学生たちもその仕組みがよく理解できたようです。
翌日からは台中に移動して、日本の建築家によって設計された建物(日月潭風景管理処・台中メトロポリタンオペラハウス)や、1999年に発生した台湾集集地震による断層や被害建物をそのまま保存している”九二一地震教育園区”などを見学してきました。
1週間という短い期間であったものの、参加した学生・大学院生は国際的な視野を広げることができた、有意義な機会であったと思います。
この研修は、公益財団法人交流協会の若手研究者交流事業(短期グループ派遣)に採択されて実施されたものです。
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研修に参加した4名の学部学生は、この研修が終わるとそのまま台湾に残り、中原大学で2か月間勉強することになっています。充実した2か月となることを期待します。
学生の留学中の様子はFacebookで随時アップする予定ですのでこちらもご覧ください。