SDGsへの取り組み

研究分野

地震動の特性を把握して建物の揺れと損傷を制御し,建物及び都市の機能維持と長寿命化を考える

堀 則男 教授
HORI Norio
堀 則男
堀 則男
HORI Norio

地震は建物に対して最も破壊的な力を及ぼすものであり、「地震,雷,火事,親父」というように、昔から恐ろしいものの筆頭に挙げられてきました。地震の被害を受けない建物はどうやったら作れるのでしょうか。ガタガタ、ユラユラ、ガツン・・・地震によって、建物によって、揺れ方はさまざまです。地震の揺れ方と破壊力の関係、建物の揺れ方と壊れ方の関係を調べることによって、揺れ方に応じた設計が見えてきます。

地震で建物が倒壊しないこと、人が死なないことはもちろんですが、家具が転倒しないこと、設備機器が破損しないこと、電気、ガス、水道などのライフラインが断たれないことなども現代社会では重要になってきました。そのため、地震の特性を把握し、建物の揺れを予測し、揺れのエネルギーを吸収する装置(ダンパー)を設置する方法などについて研究しています。地震を抑え込むことはできませんが、地震被害を抑えること、つまり、地震後も普通の生活を続けられるようにすることが研究の目標です。

堀 則男

PROFILE

地震の力は直接建物を押しているわけではないので,これに対抗して揺れを抑える方法も,直接建物を止めるような方法は採れません。地震から多くを学んでいる東北の地で,地震被害を抑える工夫を考えてみませんか。

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