新井研究室では、市井の人々の暮らしを豊かにしていくことを目的に研究、計画提案、まちづくり活動の実践に取り組んでいます。そして、高齢化や孤立化が進む現代社会に対応した住まいやまちのあり方を考えています。住まいやまちは、かたち(ハード)とともに、そこに暮らす人々の行動や活動(ソフト)を理解し、想定・創造しながら計画することが大事です。また、愛される住まいやまちになるには、そこに暮らす人々が、それらに積極的に働きかけられる状況にすることが大事になります。そうした考えをもとに、計画・設計、利用・運営といった各段階への住民参加、いわゆるコミュニティ・デザインを実践しています。最近は、主に仮設住宅でのコミュニティ形成への支援、住民参加での復興公営住宅の計画提案づくりを経て、復興高齢住宅での新たなコミュニティと居場所の形成などに取り組んでいます。その他にも、仮設住宅のリユース、空き家の再生等についての研究と実践を行っています。
研究分野
復興コミュティ・デザイン、空き家の再生、高齢者等の居住支援
新井 信幸 教授
ARAI Nobuyuki
新井 信幸
ARAI Nobuyuki
PROFILE
現代の建築の計画・設計では、ハード・ソフト両面を検討することが重要となっており、図面や模型の製作だけでなく、社会状況、地球環境への配慮、新たな価値の創造等、時代を展望できる広い視野が求められています。