今回の講義レポートでは、3年生の専門科目「建築プロフェッショナル論」についてご紹介いたします。
3年生にとってこの時期は、秋から本格化する就職活動に向けて、自分の将来を見つめ直す大切なタイミングです。そのような中、本講義では、建築の各分野で活躍されているプロフェッショナルの方々を毎回講師としてお招きしています。
講師には、仙台をはじめ、宮城・東北地方で活躍する本学科の卒業生である技術者や営業職の方々をお迎えし、実際の業務内容や建築に携わる仕事の魅力と責任について、具体的な事例を通じて学びます。この講義の目的は、建築に関わる各分野において地域社会に貢献するために必要な、基礎的かつ実践的な知識を習得することです。
受講を通して、学生たちは自身の進路を考える手がかりを得ると同時に、建築の奥深さと広がりを実感することができます。
第1回目の講義では、建築学科の齋藤隆太郎准教授を講師に迎えました。齋藤先生が主宰する設計事務所で手がけたプロジェクトを紹介しながら、実務における仕事のやりがいと難しさ、設計のプロセスを数学的な視点を交えて熱意を込めて語っていただきました。