建築と防災の関わりを学ぶ ― 宮城県多賀城高校で出前授業を開催(9年連続)

船木尚己 教授および 畑中友 講師が、 宮城県多賀城高等学校 災害科学科3年生を対象とした出前授業を実施しました。本取り組みは今年で9回目となります。

授業では、これまでの地震被害や耐震技術の発展の歴史を紹介しながら、「安心・安全な建物」とは単に倒壊しない建物ではなく、災害時や災害後にも建物の機能を維持できることが重要であると解説しました。生徒たちは、建築分野における防災技術や構造の考え方について理解を深めました。

実習では、小型振動台を用いた振動実験を実施し、地震時の建物の揺れ方や揺れを軽減する仕組みについて学習しました。耐震・制震・免震の違いを模型で比較しながら理解を深めることで、建築防災技術への関心を高める機会となりました。

また、「津波に強い建物」をテーマに、ティッシュボックスを用いた建物模型の制作にも取り組みました。完成した模型は、津波を再現した水槽実験により挙動を確認し、建物の形状や配置の工夫が倒壊や流出の抑制にどのようにつながるのかを体験的に学びました。

今回の出前授業を通して、生徒たちが建築と防災の関わりについて実践的に学び、防災意識を高めるとともに、今後の進路選択を考えるきっかけとなることを願っています。

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