活躍するOB・OG ⑤【仙台高等専門学校・准教授】

顔写真_140126第6回吉里吉里地区検討会私は他大学から東北工業大学大学院に進学しました。当時は、学習の環境を変えることに僅かながらも不安を抱えていましたが、修了する時にはその選択は間違いでなかったと感じていました。社会に出てしばらく経過したいまでも、同じ気持ちでいます。
大学院では沼野夏生先生のもと、都市計画・地域計画を専攻して研究を行いました。研究室活動や学会活動を通して色々な地域に訪れる機会を得ましたが、研究に取り組む問題意識として、「過疎地など生活条件が必ずしも良いとは言えない地域において、どのように生活空間を設計していくか」が、常に根底にあったと思います。それは、恩師の影響を強く受けたことは間違いないですが、自分自身の生涯のテーマにもなっています。
現在は、岩手大学地域防災研究センターに勤務しています。東日本大震災における被害の実態や被災地の復興、地域防災機能の強化に向けた調査研究および実践活動が主な業務です。現地に足を運ぶことも多く、住民の方々や行政機関と直接関わりながら地域再生に携わるのは充実している一方、何らかの貢献をしなければならないというプレッシャーもあります。研究者として地元との信頼関係を構築しながら、地域からの内発的な活動をサポートすることを重視して取り組んでいます。
大学生・大学院生の時期は、自分の好きなことに没頭できる、人生の中でも大変貴重なものだと思います。そのときに経験したことは、現在の自分自身の考え方や言動に大きく影響しています。学びの原点を大切にしながら、着実に進んでいくことを心がけています。  

活動写真_141124第5回吉里吉里地区検討会 活動写真_140324山元町土曜日の会住民提案

 

 

 

写真(左:第5回吉里吉里地区検討会、右:山元町土曜日の会住民提案)

 

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