研究室レポート②(船木研究室)建物の振動測定

船木研究室では、振動測定により建物の耐震性能を評価する研究を行っています。

建物は常に人が感じられない程度で揺れています。これを常時微動と言います。

特殊なセンサーを用いて建物の常時微動を観測し、その結果に基づいて建物の耐震性能を評価するものです。船木研究室では先月、登米市内にある病院(鉄筋コンクリート造6階)の調査を実施しました。この建物は、これまでにも定期的な測定を行っています。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の前後で観測した結果から、「地震後も耐震性能が低下していないこと」を確認しました。

今回の調査は、その後何度か大きな地震を経験したので、耐震性能の変化を確認するために行ったものです(人間でいうと健康診断のようなものです)。

調査には船木研究室に所属している4年生と大学院生3名、共同研究者として仙台高等専門学校の藤田智己准教授が参加しました。

測定の帰り、耐震補強された登米市庁舎と、登米市消防防災センターの免震装置を見学してきました。

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