台湾・中原大学とのクロスエスキースを実施しました

2021年11月から12月まで、台湾・中原大学建築学科との<オンラインによる交流プログラム>を6週間・5回・各回3時間にわたり実施しました。(JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)のさくらサイエンスプログラム採択) 東北工業大学 建築学科と中原大学は、10年にわたり相互の交換留学を続けてきました。2020年以後パンデミックの影響下で学生相互の交流がありませんでしたが、JSTのプログラム補助により、オンラインでの<卒業設計をテーマとしたクロスエスキース>の形で、学生交流を復活させることができました。 クロスエスキースの内容は、日本8人・台湾8人、合計16名の学生が進めている卒業設計を発表し、教員(東北工業大学 石井敏・竹内泰・福屋粧子/中原大学 曽光宗・黄俊銘)や学生相互、ゲストクリティークからのコメントを受けるものです。1ヶ月間に互いの発表・コメントからの刺激を受け、最終日12/16に再発表し、今後それぞれの国での最終発表を目指します。毎回、宮城学院女子大学 厳爽教授による逐次通訳を受けることで、スムーズなクロスエスキースを行うことができました。 また12/9に両国の建築家として、錦織真也氏(日本・小川錦織一級建築士事務所)、蘇富源氏(台湾・建築師)からもレクチャーを受け、建築家にとっての卒業設計の意味やその後の仕事への展開も知ることができました。 学生にとっては、コロナで行動が制限されることで内向的な関心が強い中、台湾(高雄・新竹)・マカオ・東北(岩手・宮城)・東京など、世界中のさまざまな土地を敷地とした卒業設計プロジェクトの発表を直接見て聞いて、同世代の学生が取り組んでいる様子を実感し、相互にコメントすることで、オンラインではあるけれども、地域を超えた学友を感じられるプログラムとなりました。 この経験を通じて、台湾を身近に感じ、国際的につながる建築設計の世界の一端に触れ、さらに卒業設計や海外に関わる将来への意欲を高めることができたと思います。(参加学生 中原大学 陳朝洋、廖婕苓、黃湛凌、蔡孟廷、陳朝洋、柯廷融、黃湛凌、劉學賢/東北工業大学 小野寺萌佳、岩見夏希、鎌田勝太、及川龍人、佐藤美侑子、木村華、吉田人志、西城瑞樹)

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