スイスにインターンシップ留学している大学院生からの報告

スイスの建築設計事務所にインターンシップ留学している大学院生から現地での活動報告が届きましたので紹介します。
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みなさんこんにちは。初めましての方も多いかもしれません。福屋粧子研究室修士1年の山崎健太郎と申します。私は今スイスのチューリッヒという街に住んでいます。
何をしているのかと申しますと、私は今年の春からスイスの建築設計事務所でインターンとして働いています。期間は1年間、デザインチームの一員として、実施設計の検討をしたり、数名のスタッフとチームを組んでコンペティションに参加したりと建築にまつわる様々な設計業務を行います。オフィスの言語は基本スイスドイツ語ですが、様々な国籍のスタッフが働いているため, 自分も含めて英語でやりとりをしたり母国語同士で話すスタッフなど、あらゆる言語がオフィス内で飛び交っています。もともとスイスは4つの公用語を持つ国ですのでそんな他文化が混じり合う様子はスイスらしいのかもしれません。
今回、本学の先生方から自分の経験を発信させていただけるこのような機会をいただきましたので、1年間数回に渡ってスイスでの暮らしをお伝えできればいいなと思います。ですので先ほど少しお話させていただいたインターンの業務についてはまたの機会に詳しくお話しようと思っております。建築学部ですので建築はもちろんですが、食や暮らし、旅行のことなどもし興味があることがあればぜひリクエストいただけると嬉しいです。奮って同僚やフラットメイトからリサーチします。
第一回目の今回は、僕がこの街にやってきてすぐに虜になってしまったチューリッヒ湖の写真を大きく載せてみました。たくさんの写真を見せたい気持ちもあったのですが、やはりスイスのおおらかな自然を少しでも感じてもらうにはこの方法が一番良いと思いました。朝の出勤時と帰りの退勤時に毎日見るこの光景は毎日一つとして同じものはありません。よく晴れて空気が透き通った日は遠くにアルプスの山々を望むことができます。雄大な自然の中で自分はどのように生き、どのような建築を作れば良いのかと毎朝トラムの中でよく考えさせられます。日曜日はほとんどの店が閉まり、スーパーもやっていません。では休日はみんな何をしているのかと言いますと山に登りに行ったりします。実際に休日の朝の駅には大きなバックパックとスノーボードを抱えた人をたくさん見かけます。また、こちらの事務所では平日でも早く出勤し( 朝6 時頃にきて)、早く帰る人も(夕方16時頃) 少なくありません。早く仕事を終わらせて、プライベートの時間を確保する。そうすることで会社としての経営も上手くいく。そんな生活スタイルの違いも海外インターンのならではの経験です。初めての海外生活は慣れない経験ばかりで様々な苦労も多々ありますが、それでもこの風景を見るたびにきてよかったと思える、チューリッヒはそんな場所です。ではまた

 

 

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