建築学部通信Vol.83(11月号)を発行しました

11月に台湾・台北に出張しました。台湾にはビザいらず、仙台空港から直行便で行けるので、物理的にも心理的にも近い国です。今回は、台湾の衛生福利部(医療福祉の管轄省)と内政部(建築の管轄省)で講演をするためでした。台湾も急速な高齢化とその対応のための社会・環境づくりに大きな力を注いでいます。日本の経験が参考になるのであれば嬉しい限りです。2018年以来、5年ぶりの台湾訪問でしたが、ビックリするくらい物価があがっていました。かつては、日本の1/2〜1/3くらいの物価感覚でしたが、もはや日本と変わりません。円安もあり、日本との差はなくなっています。残念ながらこの30年間、日本の国力は上がっていません。近隣の国々は大きな成長をしていますので、相対的に日本だけが取り残されている状況です。国内にいれば何も感じることはないのですが、海外に出るとその事実に向き合うこととなります。ますます海外に出ることが難しくなる状況です。そのような中で、昨年はスイスの設計事務所にインターンシップ、今年は台湾中原大学およびフィンランドのアアルト大学に留学している学生が本学科にいることは心強く、大変喜ばしいことでもあります。さて、来年2月のイベントの詳細が固まりつつあります。世界的巨匠お二人が登壇する貴重な機会。お楽しみに。

PDFはこちらから:学部通信_83

 

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