大学院生がコンクリート工学年次大会2024で研究論文を発表しました

本学大学院博士前期課程1年生の塙龍也さん(船木研究室)がコンクリート工学年次大会で、これまでに取り組んできた研究の成果を発表しました。

論文タイトル:RC造建物の継続的常時微動測定および時刻歴応答解析に基づいた振動特性の検証
著者:塙龍也(大学院生)/船木尚己・菊田貴恒(建築学科 教授)/藤田智己(仙台高等専門学校 准教授)
論文要旨:本論文は、今年の夏に解体が予定されている本学5号館を対象に、竣工直後から継続的に実施してきた常時微動測定の結果に基づき,振動特性の経年変化について確認することを主な目的としている。本建物は,これまでに多数の大規模地震を経験し,大破の判定を受けるなどの被害を受けてきたものの,その都度,適切な耐震改修を施しながら現在まで使用されている。測定記録から算出した固有振動数の結果は,構造躯体の損傷や補強による耐震性能の変化を概ね再現できていることを確認した。また,時刻歴応答解析を行った結果,耐震補強を施さなかった場合,大きな被害が生じていた可能性が示された。

 

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