建物は人が生活する中で最も長く関わる重要な存在です。私の研究は環境的側面からアプローチをかけ、人が快適に安心して過せる建物空間づくりをテーマに研究しています。特に情報化社会である現代を特徴付ける技術として建築情報モデル(BIM)を中心に建物の環境設計を行っています。建物を三次元でとらえて、バーチャルリアリティー(VR)の空間を創り、快適な室内環境の実現を目的として研究をしています。
BIMの国際標準仕様に基づいて、意匠設計と環境設計を連携することにより、建物におけるエネルギー消費量計算の自動化、風・光などの環境シミュレーション及び避難安全対策の見える化に取り組んでいます。また、実測・調査などを通して、建物の省エネルギー対策、自然エネルギーの活用、環境にやさしい建物づくりを提案・検証していきます。人々が快適で安心して過せる建物の設計を目指しています。