北欧デザイン研究所(所長:石井敏教授)主催によるシンポジウム「SUOMIのSAUNA(フィンランドのサウナ)」が3月14日に開催されました。
フィンランド大使館の共催、株式会社メトスなどの協力により行われたオンラインシンポには、日本は全国各地から、また国外からの参加者も含めて約300名が参加する盛大なものとなりました。本学建築学科への入学を控えた高校生の参加もありました。
石井敏教授からの世界で通用する唯一のフィンランド語「sauna」の解説と主旨説明のあと、坂口大史氏(日本福祉大学)・垣野義典氏(東京理科大学)より、フィンランドのサウナの文化・歴史的背景や、進化するサウナ建築の紹介、鷹野敦氏(鹿児島大学)からはフィンランドの伝統的なスモークサウナの紹介、さらに森太郎氏(北海道大学)からはサウナの環境特性など、フィンランドへの留学・研究経験のあるパネリストから話題提供がありました。さらに、フィンランド在住の遠藤悦郎氏がヘルシンキの貸切サウナから中継参加、本物のサウナの雰囲気と熱気を映像で伝え、さらに凍った海に飛び込むサウナの楽しみ方を実演し、オンラインならではのシンポとなりました。
フィンランドサウナを建築や文化とつなげ、さらに学術的な視点からの考察も交えた、これまでにないサウナシンポジウムとなりました。
シンポを記録したグラフィックレコーディング(NPO 法人 EN Lab.石橋智晴氏) PDF
また、この模様は、建設通信新聞にも記事掲載(2021/04/01)されました。